地震対策は日頃の備えとコミュニケーションが鍵。

いつどこで、どんな規模で起こるかわからない地震はとても恐ろしいものです。
しかし、事前に地震対策を講じておくと、いざという時に冷静さを欠いてやみくもに心配したり恐れたりすることを軽減できます。精神的にパニック状態になると、その後の復旧までに必要な体力や金銭、物資を無駄に消費してしまうこともあります。

具体的にはどのような備えをしておくと良いでしょうか。
まず、一番心配なことは家族の安否です。家族がバラバラの場所にいた場合、どこを目指して集まるかを事前に決めておきましょう。
道路の寸断等で到達できそうにない場合も考えて、第三候補まで決めておくと探しに行く時に助けになります。
また、安否確認のために災害伝言ダイヤルも活用できます。名前と避難場所、怪我の有無、誰かと一緒かを入れておくと良いでしょう。何度か家族で練習することも役立ちます。

非常時の持ち出し袋の中には貴重品や食料、情報を知るためのラジオ等を入れます。
簡単な傷の手当てができるものや電池も役立ちます。
避難生活に本当に必要なものを厳選して選ぶことが大切です。
また、倒壊した家屋からの救出作業で必要なのこぎり等の道具がどこにあるかも確認しておきます。

家にいる時に地震が起こったらどこから逃げるか避難経路も考えておきましょう。
玄関が使えなくなればどこが出られるか、障害物を置いていないかを実際に動いてみると実感できます。
揺れでガラスが割れることや、ドア枠が歪んで開かなくなるケースも多いので、どのような危険があってどのように対策できるかを家族全員が知っておくようにしておきます。
一瞬の判断で命が助かる場合が多いので、普段の生活をしながら逃げ込む場所を何か所か覚えておくと落ち着いて行動できます。大きな揺れの場合は驚いて体が動かない人がほとんどです。予めどうすべきかを頭に入れておけばハッとした瞬間に命を守る行動ができる可能性が高くなります。

家具の配置にも気を配りましょう。
大きな家具は壁や柱に固定します。しかし、壁ごと倒れてきた場合も想定して周りに危険のない安全な空間も確保しておくと安心です。就寝中の地震は避難行動が遅れるものなので、寝室には背の高い家具を置かないこと、高いところに重いものを置かないことが大切です。

高齢者や乳幼児、ペットがいるならば、誰が誰を担当して避難するのかを、家族でしっかりコミュニケーションを取って決めておくと双方にとって安心です。